
ブロックノイズ/ラインノイズ/プチ音等、一瞬のノイズを正確に捉え、高速で動画ファイルをQC(クオリティチェック)するファイルベースQCシステム
ProQ4000は、4K/2K SDI信号および動画ファイルに対して、フリーズ/ブラック/ミュート等の障害検知に加え、ブロックノイズ/ラインノイズ/プチ音/瞬断等、一瞬のノイズを正確に捉えることができるファイルベースQCシステムです。さらに、ラウドネス検査も可能です。検査結果は、GUIからアラームをワンクリックすることで呼び出すことが可能で、キャプチャされた異常映像・音声を繰り返しして再生/確認できるため、エンコーダやトランスコーダのヒートラン、映像ファイルのプレビュー検査、映像コピーの品質検査、映像機器の製造チェック等、多大な労力を伴う目視検査になり代わって検査を行うことができます。
ProQ4000は、PCワークステーションを含めたターンキーシステムとしてお届けし、4K(SDI もしくは ファイル[XAVC] )を1チャンネル、 2K(SDI もしくは 各種ファイル/コーデック)を最大4チャンネル同時に検査することが可能です。4K XAVCの場合、リアルタイム以上の処理速度でQC(クオリティチェック)を実行します。
特長
- 4K/2K SDI信号や動画ファイルを総合的にQC(クオリティチェック)
 - 動画キャプチャとサムネールを生成することにより、確実な目視確認を支援
 - 各種障害および映像・音声ノイズを診断して映像信号に情報を重ねて表示
 - 映像信号のブロックノイズ、ラインノイズ、瞬断、絵飛び(カクリ)を検知
 - 音声信号のプチ音、音切れ、雑音を検知(最大8 チャンネルの音声信号からノイズ検知)
 - 光点滅、ラウドネス測定等のガイドライン検査とQCを同時実行可能
 - アラーム履歴をGUI上でクリックすることで、障害発生時の画像と音声を再生
 - 動作中に検査アルゴリズムの選択変更やパラメータ修正が可能
 - モニター画面上に、任意の画像特徴量や音声チャネルの波形グラフを表示
 - Web ブラウザによるソフトウェア制御
 - 離れた場所からネットワーク経由(HTTPプロトコル)で制御可能
 
適用例
画面の説明

ProQ4000 製品仕様
| 項目 | 仕様 | |
| 動作必要条件 | ハードウェア | Blackmagic 社DeckLink シリーズボード x 2 枚(入力/出力用) | 
| 対応OS | Windows10 | |
| 入力信号 | HD | 
							HD-SDI:1080p/60Hz, 59.94Hz, 50Hz, 30Hz, 29.97Hz, 25Hz, 24Hz, 23.98Hz 1080i/60Hz, 59.94Hz, 50Hz, 動画ファイル: XDCAM方式固有のMXFファイルフォーマット MPEG HD422 / 50 Mbps MPEG HD420 / 18, 25, 35 Mbps, P2方式固有のMXFファイルフォーマット AVC-Intra50/100, MPEG-4 AVC/H.264 Intra Profile  | 
          
| UHD | 
							12G-SDI / 3G-SDI Quad Link:2160p/59.94Hz 動画ファイル: MXFファイルフォーマット XAVC(H.264/MPEG-4 AVC, Intra frame/Long GOP) 2160p/60Hz, 59.94Hz, 50Hz, 30Hz, 29.97Hz, 25Hz, 24Hz, 23.98Hz  | 
          |
| 検知項目 | 映像 | 
							・フリーズ/ブラックアウト   ・瞬断/ジャーキネス    ・ブロックノイズ ・ラインノイズ ・カット点異常 ・絵飛び( カクリ) ・光点滅検知(民放連ガイドラインに準拠)*1  | 
          
| 音声 | 
							・ミュート判定 ・プチ音/ブツ音 ・音切れ/音飛び ・音声雑音 ・ラウドネス/トゥルーピーク(ARIB TR-B32に準拠)  | 
          |
*1:12G-SDI入力時は、映像・音声ノイズ検知と光点滅検知は、選択制となります。
ご紹介動画
リーフレット



